外国のゲストに教わった、日本の見方

私は東京でインバウンドの方向けのツアーガイドをしています。でも最近、ひとつ気づいたことがあります。
それは、日本の魅力は、有名な観光地や伝統文化だけじゃないということです。
例えば渋谷。ツアーでは必ず案内する場所です。
でも正直に言うと、私はあまり好きではありませんでした。人が多いし、どこにでもあるお店も多い。
「また渋谷か」
そう思いながら案内していました。

でもある日、スクランブル交差点を見たお客さんが立ち止まりました。
そして一言。
「この街のエネルギーを感じる。」
その時、初めて気づきました。

私は人混みを見てましたが、彼女はエネルギーを見ていた。
その後、明治神宮へ行きました。鳥の声が聞こえる静かな森。東京にいることを忘れるような場所です。

そして数分後、竹下通りへ。人で溢れ、音楽が流れ、若者たちで賑わう通り。
彼女は笑いながら言いました。
「同じ駅の隣に、こんなに違う世界があるなんて信じられない。」

私は毎日のように見ていたのに、そんなふうに考えたことはありませんでした。
静けさと賑わい。伝統と新しさ。自然と都市。
日本には、相反するものをどちらか一方ではなく、両方とも大切にする面白さがあるのかもしれません。

私はずっと、日本文化を説明する仕事をしていると思っていました。
“This is Meiji Shrine.”
“This shrine was founded in 1920…”
でも気づけば、それは説明であり、本当の価値を教えてくれていたのはお客さんたちでした。
だからこちらでは、観光地を紹介するだけではなく、その場所の奥にある日本人の考え方や価値観、
そして私が海外の人の視点を交えることで見つけた発見をお届けしていきたいと思います。

もしかしたら、旅の面白さは新しい場所へ行くことだけではなく、同じ景色を違う視点で見ることなのかもしれません。

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